タンクができるまで

板状のステンレス材を加工します。定尺板を指定した寸法に切断します。

切断した板をロール機で丸め、タンク胴体部を製作します。真円を正確に出せるウレタンロール機を使用しています。

直線自動溶接機でロール加工した胴体部を繋ぎます。 プラズマ溶接機を使用しているため母材に溶け込みやすいのが特長です。

直線潰しロール機で胴体の溶接部を潰し、溶接ビードを滑らかにします。

胴体部と鏡部を溶接します。アルゴン溶接など、ステンレス同士を溶かして繋いだ後、図面を基に寸法検査を行います。

溶接した部分の溶接ビードをカットし、#400バフ研磨処理を行います。

研磨処理が完了したタンクの内外面の傷、艶など表面（外観）を検査します。

研磨では取りきれない箇所の溶接焼けをスケーラで取り除きます。

研磨によるバフ粉などを洗浄します。洗浄後、アルコールでタンク全面を拭き上げます。

ご要望によりレーザーマーカーでの印字も承っております。 QRコード、カナ・漢字・英字など各種フォントでの印字が可能です。

ドレンポートや液面計など継手類を組み込みます。 組み込み後、図面を基に寸法検査を行います。 さらに溶接部や組み込み部からのリークが無い事を確認するため、タンクに設計圧力をかけて圧力検査を行います。

図面通りにタンクができあがっているか最終検査を行います。 梱包は、配送時の障害を防ぐための配慮をしています。